大井川鐡道全線制覇の旅 part3(完結編)
どうも、ふじかわ52です。
前回、井川ダムの散策、そして奥大井湖上駅を見て1日目が終わったところまで書きました。今回はその続きです。
前回の記事はこちら↓
1日目は主に井川線を旅しましたが、2日目は大井川本線沿線を中心に旅しました。
まずは旅の出発点、金谷駅へ。
金谷駅では既にゆるキャン△ヘッドマークの付いた電車がホームで待っていました。
この車両は元東急でしょうか?東京に居た頃に見たことがあります。
ゆったりとした列車に揺られること約30分。
最初に降りたのは「家山駅」です。
なんともレトロな佇まいで、駅前のポストも円形の昔のものが設置されていました。
何か物語が始まりそうな、とても趣のある駅です。(調べたら、高倉健さんの映画『鉄道員』でも撮影に使用されたそうです)
そしてこの駅、ゆるキャンフリー切符にも描かれています。
少しわかりにくいですが、緑色の電車の下に描かれている駅舎がこの家山駅です。
この駅は旧川根町の中心部にあり、駅の周りには銀行の支店やお店があり、大井川鐡道沿線としては結構栄えている部類に入る場所です。
次の千頭行列車は1時間後ということで、1時間ほどこの街をぶらぶらしました。
最初に行ったのは大井川の河川敷です。
あたりは静かで、ゆったりとした時が流れていました。
水はとてもきれいでした!
透き通った川の水なんて、都会ではなかなか見れないものです。
河川敷を少し歩き、休憩のために少し腰掛けて川を眺めながら、周辺に面白そうなところはないかとGoogleマップとにらめっこしていると、駅のすぐ近くに「天王山公園」というのがあったので行ってみることに。
天王山公園という名前の通り、少し高い山の上にあり、写真は公園までの道を写したものです。
坂道と緩やかなカーブ、そしてその沿道に植えられた桜の光景は、まるで何かの作品の一場面を切り取ったような風景でした。
なんてことはないような日常にある綺麗な風景という感じがして私は凄く好きです。
しばらく歩いて丘を登りきると、天王山公園に到着。
天王山公園の説明を見てみると、縄文時代後期から弥生時代にかけての土器や古墳が出土した公園との記載がありました。
ただの公園ではなく、歴史的にも意義のある場所だったんですね・・・
適当にGoogleマップで見つけたものがこういう歴史的なものだった時は少し嬉しいです。
公園を歩いていると、「天王山遺跡」の木柱がありました。
園内にはこんな感じで説明の書かれた場所が何か所もありました。
お墓や煮炊きをした場所、土器が出土したところなど、様々な説明があり、この場所が古代の昔から人間の営みのあった場所であるという事がよくわかります。
天王山公園は周りよりも少し高いところにあるので、公園からの眺めもなかなか良いです。
写真は茶畑と川根の町を写したもの。
静岡県は至る所に茶畑がありますが、この辺のお茶は「川根茶」と呼ばれ、ブランド品になっています。
展望台から家山駅方面を写した写真。
道の突き当りに駅があるのが分かるでしょうか?
適当に立ち寄った公園でしたが、景色も良く歴史的な遺跡も見ることが出来たのでとても良かったです!
家山駅で電車を待っているとやってきたのは今までに乗ったことのない黄色と紺色の電車でした。
調べたところ元近鉄の車両だそうで、中はクロスシートになっており、乗り心地もかなり良かったです!
同じ運賃で乗り心地の良い車両に乗れると少し得した気分になりますね。
家山駅から揺られること約40分、今度は終点の千頭駅に降ります。
千頭駅のすぐ近くには道の駅があるので寄ってみました。
鉄道で道の駅に寄るなんて少し不思議な感じです。
施設に入ると綾乃ちゃんとリンちゃんがお出迎えしてくれました
浜松に住むようになってからは、同じ市民として綾乃ちゃん推しです!
他にもゆるキャンのポスターがあちらこちらに貼ってありました。
この施設には「音」をテーマにした博物館もあったのですが、乗りたいバスの時間を考えると見学は厳しかったので、ここではゆるキャンパネルだけ見て退散。
次に乗るバスはこの閑蔵線です。
井川線の本数の少なさをカバーするバスで、井川線の乗り放題券を買うと、このバスにも乗ることが出来ます。
井川線だと千頭から閑蔵まで1時間30分かかりますが、このバスを使うと30分で向かうことが出来ます。
井川線と合わせて利用することで、うまく井川線沿線を観光できるので、乗り放題券を買った方は是非このバスも活用してみてください!
今回私がこのバスで向かうのは長島ダムです。
千頭駅からバスに揺られること約20分、長島ダム駅に到着です。
次のバスが1時間後なので、観光できるのは1時間ほど。
とりあえずダムの上に登って、写真を撮ってみました。
この長島ダムは2002年に完成した、比較的新しいダムです。
ダムの上から撮った写真。
エメラルドグリーンがとても綺麗です。
ダムの博物館などもあるので、いろいろ見てみたかったのですが、時間が無かったのと、風がものすごく強くて歩くのも大変だったので、ダムの上から大井川を見るだけで終わってしまいました・・・
この辺は凄く消化不良なので、「今度は車で来るぞ!」と決意を新たにし、帰りのバスで千頭駅に戻りました。
千頭駅ではお土産がてらチャバコのゆるキャンパッケージを買いました!
いろいろパッケージはありましたが、選んだの綾乃ちゃんのパッケージです。
チャバコについては前に記事を書いているので、気になる方はこちら↓
だいぶお腹が空いたので駅前にあった串焼き屋で腹ごしらえしました。
実はこの串焼きは・・・
ゆるキャンでなでしこが食べていたものと同じです!
千頭駅前でこの串焼きを食べればあなたもなでしこになれるかも!?(なれない)
向かうは新金谷駅。今回の旅の最後の目的地となります。
新金谷駅は「プラザロコ」というお土産屋があったり、機関車が展示された転車台などがあり、大井川鐡道沿線を観光するなら見逃せない場所になっています。
プラザロコに入ると、ここでもゆるキャンのメンバーがお出迎えしてくれました。
中ではこんな感じに機関車が展示してあったり、大井川鉄道沿線で撮影された映画のポスターなどが貼ってあり、なかなか楽しむが出来ます。
プラザロコを見た後は、外にある転車台へ・・・
大井川鉄道と言えばやはり蒸気機関車ですよね!
転車台と機関車を見ることが出来ます。
また、周りは車両基地になっているので、様々な列車を見ることが出来ます。
鉄道は詳しくないので、あまりよく分かりませんが、なんとなく見たことがあるような車両から明らかに古そうな車両までいろいろ居ました。
この車両はゆるキャンの乗り放題券の絵にも描かれていた車両で、調べたところ南海電鉄の車両らしく、通称「ズームカー」と言うそうです。
製造はなんと1958年!
見るからに古そうだと思いましたが、これを現役で使っている大井川鉄道は凄いですね・・・
ということで、3回に分けて書いてきました、大井川鐡道全線制覇の旅もこれにて終了です。
また乗りに行きたいと思うようなとても魅力的な鉄道でした。
次に行くときは蒸気機関車に乗ってみたいですね。
それでは。
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