名古屋周辺でいろいろ乗った旅(城北線・ゆとりーとライン編)
どうも、ふじかわ52です。
最低でも月に1回はブログを更新しようと思ってますが、また月末ギリギリになってしまいました。
お盆休みの旅行記でも書こうと思ったのですが、今回は7月に行った名古屋周辺でいろいろ乗った旅について書きたいと思います。
名古屋周辺には全国的に見てちょっと珍しい公共交通機関が多く、今回はそれに乗ってみようという旅です。
スタートは豊橋駅。名古屋駅まではキャンペーン切符を使って新幹線で行きます。
豊橋と名古屋間の往復新幹線代と名古屋駅のタワーズプラザで使える食事・商品券1000円分がついて3000円というお得な切符です。
期間限定の切符で、発売は8月31日までになるので、このブログを書いた時点ではまだ一応販売しています。
新幹線であっという間に名古屋駅に到着。
新幹線から在来線の東海道線に乗り換え、枇杷島駅で下車します。
さて、枇杷島駅で今回のお目当てのひとつ、城北線に乗り換えます!
城北線は枇杷島駅から勝川駅まで6駅を有する小さな路線なのですが、これの何が珍しいかというと、名古屋という大都市近辺を一両編成のディーゼルカーで運行しているという所です。。
地図上に城北線の路線を示しましたが、見ての通り、名古屋周辺を走る環状鉄道の一部のような感じになっています。
決して田舎を走る路線ではないのにも関わらず1両のディーゼルカーというのがこの鉄道の面白いところです。
さらに言うと運行しているのもJR東海ではなく、東海交通事業というJR東海の関連企業が担っています。
時刻表も写真の通り。大都市圏とは思えないダイヤとなっています。
なぜこのような運行形態になっているのかはYouTubeや他の方の書いた良い記事がたくさんあるので、こちらでは割愛します。
ディーゼルエンジンの音が響く車内に乗り込むと、ボックス型のシートとロングシートを備えたローカル線でよく見かける感じの車両でした。
浜松に住む私としては天浜線を連想します・・・
定刻になるとディーゼルエンジンの回転数をあげながらゆっくりと車両が発進。
乗客はまばらで、立ち客はいません。
車窓には大都市のベッドタウンといった感じの風景が流れていきます。
遠くには名古屋のビル群も見え、明らかにこの一両のディーゼルカーとはミスマッチな光景です。
小田井駅を過ぎた辺りから高速道路との並行区間になり、車窓からは高速道路下を走る車が見えるようになりました。
このミスマッチさが城北線の面白さですね!
そして終点の勝川駅に到着。約20分の短い旅でしたが、なかなか面白かったです。
勝川駅からは中央線に乗り換えることが出来るのですが、駅はつながっておらず、もちろん屋根もありません。
それどころかこの通路もJR線の乗り場までは続いておらず、途中で一般道を歩く羽目になります。
乗り換え駅としてはかなり不便・・・
勝川駅からは中央線の乗り、次の目的地である大曽根駅に向かいます。
さて、次なる目的はこの「ゆとりーとライン」です。
このゆとりーとラインは日本唯一のガイドウェイバスで、まさにここでしか乗ることができない乗り物です!
ガイドウェイバスとはバスの両側にローラーがついていて、道路の側壁に沿って走る仕組みを取っているバスです。
簡単に言うとミニ四駆のような感じで走るバスですね。
ゆとりーとラインの乗り場は鉄道と遜色のない立派なものになっています。
専用道路を走る区間は鉄道と同じ扱いなのだとか。
鉄道のような乗り場ですが、やって来たのはバスです!
ゆとりーとラインは大曽根駅から小幡緑地までは高架の専用道路を走り、その先は普通の路線バスと同じように一般道を走ります。
つまり、混雑が予想される部分のみは高架を走って定時制を確保し、あまり渋滞しない郊外では普通の路線バスとして走るのです。
これによって細かい需要を拾える路線バスのメリットと、定時制の高い鉄道のメリットを両方を備えるという特徴を持っています。
大曽根駅からみた専用道。
道路の横に側壁があるのが分かると思います。
また、鉄道と違ってこのような急カーブも対応できるのがガイドウェイバスの強みでもあります。
バスからの眺め。専用道を走るガイドウェイバスは渋滞した知らずでスイスイ進んでいきます。
専用道を走る路線バスという事ですごく不思議な感じがしました。
大曽根駅から高架区間が終わった次のバス停である竜泉寺口で下車。
ここでは専用道から一般道に出るバスを見ることが出来ます。
待機場のバス。青と白のカラーリングは結構好きです。
高架にあったゆとりーとラインの文字。
高架区間最後の駅である小幡緑地にはゆとりーとラインの運営をしている名古屋ガイドウェイバス株式会社の本社がありました。
乗った感想としては、高架区間は昼間でも10分に一本のペースでバスが来ますし、バス自体も凄く混んでいるわけではなかったので、土地柄にすごく合った公共交通機関なのではないかと思いました。
きっと鉄道では輸送力が多すぎてダイヤがスカスカになって不便でしょうし、路線バスだけでは渋滞で定時制が確保できないと思うので、ガイドウェイバスがマッチしている場所と言えるでしょう。
日本ではいろいろな事情がありあまり普及していないガイドウェイバスですが、私は結構好きです。
ということで今回はここまで。
次回はリニモとトヨタ博物館と基幹バスです。
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