【浜松】歴史感じる二俣城を探索
どうも、ふじかわ52です。
気が付けば2月も後半戦ですね。
先週には今年初のキャンプにも行けたので、ブログに書くネタはあるのですが、だいぶサボってしまいました・・・
さて、今回は浜松市天竜区にある「二俣城」に行ってきたので、それを記事にしたいと思います。
今回の旅の始まりは新浜松駅。電車で終点の西鹿島駅まで行きます。
西鹿島駅からはバスを利用し、「城下通り」というバス停を降りると、二俣城のすぐ近くに行けます。
入り口のモニュメントも立っています。
この先を真っすぐ歩いていき、少し長い階段を上ると二俣城です。
こんな感じの道を登っていきます。
なんとなく不釣り合いな仮設トイレが気になりました。
しばらく歩くと立派な石垣が!
城とかに詳しくない私が見ても歴史を感じますね。
ここをさらに登っていくと本丸と天守台があります。
そしてここが本丸。
城の心臓部とも言える部分ですね。
周囲にはベンチなども整備され、公園になっています。
そしてこちらが天守台です!
印象としてはかなり綺麗に残っているなという感じです。
この天守台の上に建造物があったというのが想像しやすい形をしていますよね。
さらにこの天守台の石垣、端の部分は作られた時代が違うのだそうです。
上の写真を確認してみると、端の方は比較的サイズが揃えられた石が積まれていますが、真ん中の方は大小さまざまな石が積まれているのが分かると思います。
揃えられた石が積まれている端の方は後の時代に作られた新しいものになるのだそうです。
天竜市は浜松市と合併したので現在は存在しませんが、「天竜区」として名前が残っています。
こういう今は無い自治体の痕跡を見つけるのが好きです
天守台の上からの風景。
天守台に登って本丸を見下ろすと、何か演説でもしたい気分になりますw
本丸の外縁部を歩くと、この城が断崖絶壁にあることが分かります。
写真では少し見にくいですが、すぐ下には天竜川が流れています。
地図で見るとよくわかりますが、城は天竜川と二俣川に挟まれた場所に位置しています。これでは川を超えないと城を攻め落とすことは出来ませんね。
川を渡ったとしても城の周りは断崖絶壁ですから、攻め込める場所は限られます。
まさに自然の地形を利用した要塞というのに相応しいお城でしょう。
そんな二俣城ですが、徳川家康と武田信玄が攻防を繰り広げていた舞台でもあります。
武田信玄が遠江(現在の静岡西部、徳川の領地)に侵攻した際、この城に攻め込みますが、城の堅牢さに加え、徳川軍の強固な防衛体制により、武田軍はなかなか城を攻め落とせない状態でした。
力攻めでは落とせないと考えた武田軍は、籠城している徳川軍が天竜川の岸に櫓を築き、釣瓶(つるべ)を利用して水を得ているのを発見します。
二俣城の中には水源がなかったため、川の水を利用していたのです。
これに着目した武田軍は天竜川に大量のいかだを流して釣瓶を破壊、これにより徳川軍は籠城戦が出来なくなり、落城したとのことです。
大量のいかだを流して破壊するというのはなかなか大胆というか、すごいなと思いましたね。
逆に言えば、そうでもしないと攻め落とせない堅固な城ということでもあります。
戦国時代の歴史はあまり詳しくないですが、こういうのを知るのは楽しいです。
二俣城をしばらく見た後は「鳥羽山城」に行きました。
二俣城に案内があり、歩いて向かうことが出来ます。
城に向かう途中、天竜川が見えました。
しばらくゆったりと川沿いを散歩です。
左側の山が二俣城です。
しばらく歩くと国道152号と鳥羽山城の看板です。
そして落石注意の看板には天竜市の文字が!
なんとなくエモさを感じた電柱。
エヴァとかに出てきそうな感じがしました。
しばらく歩くと鳥羽山城に行ける遊歩道入り口を発見。
ここからは軽いハイキングです。
しばらく歩いていると子供の声がしてきました。
そして本丸近くに行くと長い滑り台や、子供が遊ぶ遊具がたくさん並んでいました。
二俣城はほとんど人に会いませんでしたが、こちらはちびっこ広場のようになっていて、結構たくさんの人が居ました。
そしてこちらが大手門。
石垣から門の跡を伺うことが出来ますね。
そして本丸に到着。
子供がたくさん居て写真を撮るのはためらわれたので、全体の写真はありません。
さっきの二俣城が純粋な軍事拠点だったのに対し、こちらは迎賓機能を備えた領主の居館だったそうです。
その証拠の一つにに枯山水庭園の跡があります。
戦うためのお城ではなく、住むためのお城だったのでしょうね。
さらに道も広く整備されています。
やはり人を迎え入れることが想定されていたのでしょうね。
ということで、二俣城周辺の散策は終了。
天竜は自然豊かで、歴史を感じられるスポットもあってとてもいいところです。
次回の記事はそんな天竜でのキャンプ記事になる予定です。
それでは。
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